ほのぼの日常

気になった記事に自分の意見を押し付けるブログ

映画、ニュース、なんでもいい
自由気ままに更新

不公平な世界🌍🌏🌎

ーー


アフガニスタンのガニ大統領は28日、カブールで開かれた国際会議で演説し、反政府勢力タリバンについて、和平交渉次第で政党として承認する可能性に言及した。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180228-00000126-jij-asia

ーー



未だ戦闘の続く地域の1つのアフガニスタンですが、平和になるのであれば武装組織でさえ権力の一翼を担わせなければいけないのでしょうか。




皆さんもご存知の通りアフガニスタンはソ連と戦争をしたり、アメリカと戦争をしました。


2001年9月11日には、アメリカで飛行機がハイジャックされ貿易センタービルに突っ込むという世界に衝撃を与えた史上最悪のテロを起こした原因の一つでもあります。



この事件をきっかけにアメリカは国連軍を率いてアフガニスタンへ侵攻しテロとの戦争を始めました。


この時のテロを指示した組織がアルカイダであり、協力関係があったと言われてるのが当時のタリバン政権です。


戦争の結果は圧倒的な武力を前にタリバン政権が崩壊しました。

そして、崩壊後から現在に至るまでアメリカはアフガニスタンに軍を駐屯させています。




ーー


タリバンや過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織が攻勢を強め、激しい戦闘が続くアフガニスタン。

去年(2016年)、テロや戦闘の犠牲となった民間人の死傷者が1万人以上と、過去最悪となりました。


https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2017/08/0830.html

ーー


残念ながらこの長い期間に渡ってかなりの死傷者が出ています。死者は約2400人で負傷者は重傷者も含めて2万人を超えてます。



もちろん米軍も結果は出してます。首謀者のビンラディンを殺害したり、幹部を殺害したりと。



ーー


パキスタンからの報道によると、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)は12日、ナンバー2のハーリド・メスード容疑者が米軍による無人機の攻撃で死亡したと明らかにした。英BBC放送は「TTPの弱体化につながる可能性がある」と伝えている。


https://www.jiji.com/sp/article?k=2018021300213&g=int

ーー



しかし、終わらないのです。



ーー


アフガニスタンで大規模なテロが相次ぐ中、複数のテロへの関与を認めているイスラム原理主義勢力タリバンの現役指揮官が19日までに産経新聞の取材に応じた。指導部から「都市部での攻撃を増やすよう命令が下っている」と話し、テロ継続を明言。活動資金は「パキスタンルピーで支払われている」とし、パキスタン国内からの指示系統にも言及した


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00000047-san-m_est

ーー



アメリカ側のアフガニスタンの対応はと言うと‥



ーー


ドナルド・トランプ米大統領は21日夜、アフガニスタン戦略についてテレビ演説を行い、性急に撤退すればその空白をテロリストが埋めてしまうため、米軍の駐留は継続し、「勝つために戦う」ことにしたと発表した。大統領は選挙戦中から、アフガニスタンからの早期撤退を支持していた。

トランプ大統領は演説冒頭、直感的には米軍を撤退させたいと願っていたが、情勢を熟慮した結果、イラクでの間違いを繰り返さないため、「勝つために戦う」ことにしたと述べた。

大統領は、期限を区切った行程表をもとにした戦略展開を止め、現場の状況に応じた対応に移行すると表明。いつまでに何を達成するという期限は設けない方針を示した。


http://www.bbc.com/japanese/41008356



アメリカは戦争を始めた以上結果を出さなければいけないのはわかります。


さらに、ここで撤退してしまうと武装組織が勢力を広げてゆくゆくは欧米に攻撃を仕掛けてくることが身に染みてわかってるからこそ、殲滅するまで撤退できないのです。




そして、米軍はアフガニスタンのことなのだからアフガニスタンに任すために、アフガン軍を支援しています。

記事の内容では事実かはわかりませんが、新兵は3カ月訓練して前線に送り出されると書いてありました。


テロ組織側の兵士もアフガニスタン出身の人が多いはずです。皮肉なことにそこに住むアフガニスタン人同士が殺しあっているのです。


どちらの兵士の中にも、信条に従って参加している人もいますが、明日を生きるためのお金のために参加している人もいます。


テロを無くすためには、もちろん武力も必要ですが、さらなる経済支援や彼らの生きる糧、教育を探すべきではないでしょうか。





最後に


主としてはアフガニスタンの和平案は正直認めたくないです。なぜなら、彼らの武闘闘争を認めてしまうからです。


ただ、もしも武器の永久放棄や今後テロ活動・支援を一切しないなどの決まりを作り、それをしっかり実行してくれるのであれば認めざるを得ないと思います。


米軍はアフガニスタンからの撤退ができますし、アフガニスタンは今よりかはかなり平和に近づくはずです。


我々の価値観を彼らに押しつけるからこそ、反発されるのかもしれません。




ただ、これは理想です。

絶対に叶わないと断言できます。


住む世界が違うと、ここまで環境が変わってしまうのは何とも不公平な世界だと思います。