軍拡競争
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防衛省海上幕僚監部は10日、弾道ミサイル迎撃能力を備える建造中のイージス艦(8200トン)の命名・進水式が、30日に横浜市のジャパンマリンユナイテッド横浜事業所(磯子工場)で行われると発表した。
新造艦は日米両国が共同開発中の新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の発射能力を備えることになる。来年には別の新規イージス艦も進水する予定で将来、弾道ミサイル対処能力のある海自イージス艦は8隻態勢となる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000093-jij-soci
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日本の艦艇数は50隻の軽空母4隻で、潜水艦17隻だった気がします。それに掃海艇などの色々合わせて100隻ですから、やはり海軍国だなと感じます。
今後も潜水艦の刷新や護衛艦数を増やしていくとなると120くらいを目指してるのかもしれません。
ただ個人的には、人員が足りてるのか不安です。ちなみに護衛艦も空母も三隻運用が基本だそうです。
縦に長く、海に囲まれた日本を100隻程度で守るのは有事の際の消耗も考えたら難しいです。
今と昔じゃ船の性能が違うので直接的な比較にはなりませんが、日本の太平洋戦争開始時の艦艇数は約230隻です。
現在の2倍の上に、空母を20隻近く運用していたのですから当時の日本海軍は凄いです。
2013年の記事なので古いです。
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中国海軍の保有する艦艇数は1088隻。アメリカ海軍(1075隻)を抜いて世界第1位となっている。 航空戦力はどうか。中国空海軍の作戦機は2074機で、アメリカの3497機に次いで第2位。
https://www.news-postseven.com/archives/20130315_175827.html?PAGE=1#container
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艦艇数だけで考えたら日本は中国の10分の1です。
さらに言えば中国は空母まで建造し、期間は浅いとはいえ運用しています。
そして空母を取り巻く艦隊まで整備してるのですから海軍への力の入れようがわかります。
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中国メディアは3日、2隻の新型ミサイル駆逐艦「055型」が遼寧省大連の造船所で同時に進水したと報じた。055型は中国軍が編成を目指す空母打撃群の防御を担うため、急ピッチで建造が進められている。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018070300832&g=int
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残念ながら中国は今になって突然脅威になったわけではありません。
海軍大国を目指すと宣言してからコツコツと力を溜めて今に至ります。
ところが日本は特有の軍事アレルギーとも思われる拒否反応と、中韓に媚びる勢力、米軍に任せきりの体質もあり、厳しい運営を現在も続けています。
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防衛省によるイージス・アショア配備を巡って、阿武町の花田町長は「候補地選定の見直しを防衛省に求める」と話しました。
候補地周辺の住民からは、きょう(5日)も配備撤回を求める要望が寄せられました。攻撃の対象となることを心配しています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00010002-yabv-l35
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辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で「ジュゴン・サンゴを守れ! 土砂投入を許さない! 辺野古新基地建設断念を求める県民集会」を開いた。主催者発表で約2千人以上が参加。土砂投入で希少なサンゴ類やジュゴンなどが生息する海草藻場を破壊させない―などの集会アピールを採択した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180707-00280008-okinawat-oki
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上と下の記事では意味合いが違いますが、基地があるから狙われるという反対意見が多いそうです。
基地があるから狙われる‥では基地がないから狙われないという理論は正しいのでしょうか。
個人的にはこの理論?は成立しないと考えます。
なぜなら、基地があろうがなかろうが攻撃側にとってその場所に軍事的意味があれば占領するからです。
そしてそういった脅威から守るために、何らかの軍事施設を建てるのは当然であり、それを怠るのは国防を真面目に考えてない証拠です。
レーダーの話なんてその場所に建てるから意味があるのにとも思ってしまいます。
確かに主はその土地の当事者ではないので、お前に私たちの気持ちがわかるかと言われると、言葉を返すことはできません。しかし、それでも今何が脅威で何のためにここに置くのかを考えた時に、反対する理由があるのかなと思ってしまいました。
最後に
日本が防衛費を上げない、無くす方法は、韓国みたいに中国に降るしかありません。
しかし、同盟国を米国にしていて、欧州などと足並みを揃える以上、中国とは対立の道しかありえません。
もしも中国に降ったとして、日本を今の日本として扱ってくれるとは思いません。行き着く先はさらなる監視社会と、ウイグルのような同化浄化政策です。
外交や話し合いで解決しろというお花畑がたくさんいますが、こういった譲れない部分で話し合いのテーブルに着かせる為には、確固とした軍事力がなければ相手はテーブルにすらついてくれません。
それが昔から続く戦争や外交の歴史であり今も通ずることは少し考えればわかります。
ただ、日本には中国やアメリカのペースで軍拡競争をしてしまうと破綻します。そうならない為にも広く中国の脅威を世界に広め各国の協力を得る必要があります。仲間をどんどん増やさなければなりません。
目を背けるのは簡単ですが、今日本に何が必要で何がいらないのか、一人一人が少しでも考えていく必要があると思います。
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