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ジェームズ・マティス米国防長官が、トランプ政権初の国家防衛戦略を発表し、中国やロシアを「戦略上の競争相手」と位置付け、北朝鮮やイランを「ならず者政権」と批判した。オバマ前政権の8年間で弱体化した米国だが、米軍の再建を進めて「力による平和」を実現する構えだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00000009-ykf-int
どうやら米国はロシアと中国をテロと同等の脅威と再確認しました。
主的には中国とロシアの二正面ではなく中国のみに絞ってもらいたかったです。
ロシアはEUに任せた方がEUの結束力?や現実の脅威として捉えてくれるはずだからです。
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ロシアとの緊張関係が高まっているスウェーデンが、戦争を含む有事の対応マニュアルを記したパンフレットを約470万の全世帯に配布する準備をしていることがわかった。複数の海外メディアが報じた。5月に発行される見込みだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00010000-huffpost-int
ポーランドやエストニア、ラトビア、リトアニアなどのバルト三国、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの北欧地域では歴史的に戦争や占領された時代が長く続いたせいもあってかなり敏感です。
こういったことを日本でやったらマスコミや知識人?と呼ばれる方々が一斉に非難する未来しか見えませんが、もしも万が一を想定することは必要なことだと思います。
さて、力による平和を提唱したのはトランプ氏だけではありません。
冷戦時に第40代大統領のロナルド・レーガン氏が力による平和を提唱しました。
http://www.y-history.net/appendix/wh1701-088.html
彼の行なった政策は 小さい政府 と言って福祉費支出削減などによる軍事費増大を行いました。
しかし、後に貿易赤字と財政赤字に悩まされます。
トランプ氏の米軍再建は既存の兵器や武器の整備、当選時に掲げた米海軍の増強などが目玉になるはずです。
主的には在日米軍の事故をともかく無くして欲しいです。
整備不良による事故は沖縄世論を悪化させる上に私たちに不信感を植えつけます。
世界最強と名高い米軍なのに‥と言う感じになってしまうのが大衆というものです。
そして、記事を読んでいただけると書いてあるのですが、米は一国ではなく同盟国の力も必要だ的な発言もしています。
つまり負担倍増を求めているということです。
これは当たり前と言えば当たり前なのですが、自国は自国で守れが昔の概念でした。
しかし、時代が進むにつれ鉄の同盟や血の同盟などが増え、主要国が戦争すれば世界中で戦争が起きるという巻き込まれ型戦争が増えています。
実際に自国を自国だけで守れるのは、軍の規模だけで考えれば米と中国、地理的に誰も制覇したことのないロシアぐらいかもしれません。
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小野寺防衛相は21日、アメリカが19日に発表した国家防衛戦略に関し、「日米同盟をいっそう強化していく」と強調した
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180122-00024970-houdouk-soci
日本はと言えば米国に擦り寄るしかありません。
日本政府もインドやオーストラリア、イギリスなどと手を組もうとしていますが、長年同盟を組んでいる米国に頼るのは仕方ないと言えば仕方ないのでしょう。
しかし、日本は米国に頼りすぎてはいけません。
米国の最新兵器を買い漁るのではなく、必要な場所に必要な分だけ使うべきです。
ただでさえ人件費が予算の大部分を使っていると言われているのに日本に合わない最新兵器は割にあいません。
それよりかは既存の兵器の整備や自衛隊員の装備の刷新、イージス艦の増強や戦闘機の刷新など必要なことはあります。
官民一体となってことを進めれば、無人兵器や米軍にも劣らない日本にとって必要な兵器・装備も作れるはずです。
大量生産ができれば劣化させた兵器を東南アジアに譲渡や販売もできるはずですし、日本一国ではなく協力できそうな国全てと脅威に立ち向かえるような組織を作るべきです。
最後に
今も昔も、米も中国もロシアもやってることは軍事力を背景にした圧力外交が主流です。
軍事力があるから話し合うテーブルに着いて初めて対等に話し合うことができます。
日本が平和国家なのは素晴らしいことですが、平和ボケなどではなく、現実的な海外の圧力に屈しない力を模索していけたらと思います。
軍事力が一切ない平和な世界など夢のまた夢と言うのが現実だと思うと、争いが無くなる日など果たしてくるのかと思ってしまいます。