https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-35100285-cnn-int
フランスの大統領選が熱いです。
大統領の座を2人で争っています。
第一回投票結果は
中道のマクロン前経済省(39) →24.1%
右翼・国民戦線のルペン党首(48) →21.3%
マクロン氏の掲げる公約は
自らが未来の経済と呼ぶ分野での投資拡大と雇用促進に向け、コストと官僚主義の削減を狙う。
「議員や閣僚による家族雇用の全面禁止」を明記。また、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が欧州連合(EU)離脱を主張していることを踏まえ「仏経済を発展させるEUを構築する」と記し、EUとの協調路線を堅持する姿勢を強調した。
反対にルペン氏の公約を見てみましょう。
・ユーロから離脱し、自国通貨「フランス・フラン」にする
・EU離脱を問う国民投票の実施。
・移民受け入れの規制
・輸入品と外国人労働者には課税し、外国からの投資は厳しい統制下に置く。
・軍事支出を大幅に拡大し、新たな装備は全て国内の軍需産業から調達する。
2人の政策で大きく違うのはやはりEUを離脱するかどうかです。
ルペン氏が支持されてる理由としては
①イギリスがEU脱退を決めたこと
②アメリカ大統領がクリントン氏ではなくトランプ氏が任命されたことによる極端でわかりやすい政策が支持されてること
③再三起きているフランス国内でのテロによる治安悪化
④難民受け入れの限界
などが考えられます。
アメリカ大統領選挙ではあれだけマスメディアがクリントン、クリントン、クリントンと世論に叫んで起きながら負けてしまいました。
今もフランスのマスメディアや、候補に敗れた議員たちはマクロン、マクロンと叫んでいます。主的には今のフランスが以前のアメリカと似たような状況なため、もしかしたらルペン氏が当選するのではないかと思います。
ちなみに右翼と左翼の違いはなんなのでしょうか。
https://japanandworld.net/archives/3630
右翼→保守派‥‥愛国心を持って、自分たち日本(の伝統と秩序)をしっかりと守っていこう!安定的で現実的
左翼→革新派‥‥日本(の伝統や秩序)は古い!新しいやり方で、人権や自由や平等を大切にしよう!革新的で理想的。
そうすると主は右翼よりかもしれません笑
ヨーロッパではフランス以外にもイギリス、スウェーデン、ノルウェー、オーストリアなどで右翼が活発です。
ヨーロッパ諸国で共通している問題と言えばやはりテロと難民問題です。
ヨーロッパでテロが起きる理由としては、まず注目を浴びるからというのが一番です。
アフリカや中東あたりは自爆テロや紛争が起きすぎていてあまりニュースになることがありません。ニュースになったとしても新聞で一面になることはほとんどないし、テレビでもチラッとしか報道しません。
それに比べてヨーロッパやアメリカでテロが起きると大きく報道されます。
要するにインパクトの問題なのです。
このインパクトや世界の人々に印象付けるために、テロ組織はヨーロッパやアメリカでテロを起こします。
そのため、もしも日本でテロが起きれば世界各国で大きく報道されること間違いなしです。
次に、なぜ難民はなぜうまれてしまうのか
なぜ生まれた国を捨てて他国に移ってしまうのか。
これは自国が紛争や戦争で安心して住むことができない、自国より待遇のいい国で暮らしたいなどの理想を求めて移動するのです。
ただでさえ狭いヨーロッパ諸国に何万、何十万もの人が定着できるはずがありませんし、保護できるほどの金も食料もありません。
そのため、残念ながら難民は諸国に受け入れられなく孤立し生きるためになんらかの犯罪を犯してしまい、治安の悪化という負の連鎖に陥ってしまうのです。
それを嫌がるヨーロッパに元から住んでる人々がどうにか対策をしようとしても個人の力では限界があります。だからこそ難民受け入れを反対する政党を支持してしまうのです。
ヨーロッパの右傾化と言われてますが、難民問題が引き金となっているのは間違いないと思います。
もしもフランスがEUを脱退した場合、イギリス、フランスという強国が抜けたため、一層ドイツに負担がかかります。
さらには難民問題を解決しない限り、どんどん脱退していく国が増えるかもしれません。
テロ、難民という2つの大きな問題を解決しない限り、真の世界協力や安定には程遠い世の中になるでしょう。