無限ループ🇲🇵
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ドナルド・トランプ米大統領は東部時間13日午後9時(日本時間14日午前10時)、ホワイトハウスでテレビ演説を行い、シリア・アサド政権の「化学兵器施設」に対する局所攻撃を命じたと発表した。首都ダマスカス郊外東グータ・ドゥーマに対してシリア政府軍が化学兵器を使用したと疑われている攻撃に対応するもので、英仏軍との合同作戦が「すでに始まっている」と述べた。国防総省によると、ダマスカスのほか、西部ホムス近郊の施設が標的になった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180414-43763845-bbc-int
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なぜ「任務完了」が問題となるのかトランプ大統領は14日朝、前日夜に行われた空爆について、「昨晩、空爆が完璧に遂行された。フランスと英国の素晴らしい軍隊の知恵と力に感謝している。これ以上の良い結果はないだろう。任務完了!」とツイートした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-43779475-bbc-int
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やるかやらないのか正直不透明でしたが、結局米英仏で米を主力とした軍隊で攻撃しました。
なぜ不透明だったかと言われると、トランプ氏はシリアから早期に撤退すると以前に話していたからです。これを踏まえると撤退する前にやることやっとこうって感じですかね。
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マクロン大統領は、西側にはシリアで「行動する完全な国際的正当性がある」と述べた。今月7日にシリアの首都ダマスカス近郊のドゥーマで化学兵器が使用された明確な証拠があるとし、アサド政権が使用したと主張した。アサド政権はこれに激しく反論している。
マクロン氏は、シリア政府を後押しするロシアのウラジーミル・プーチン大統領に直接、ロシアは共犯者だと指摘したと語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-43779830-bbc-int
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シリア攻撃をめぐり、英国内では議会の事前承認無しに米仏とともに軍事行動に出たメイ首相に対する批判が高まっている。メイ氏は16日、英下院でシリアのアサド政権による化学兵器使用を繰り返さないための「人道介入」を強調し、現時点では追加的な攻撃には踏み切らないことを明らかにする。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-00000095-mai-int
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米に追随したのか、あるいはロシアに対する強硬姿勢を取る利害が一致したのかわかりませんが米単独ということはしませんでした。
フランス国内事情はサルコジ前大統領がリビアから資金提供を受けていた疑惑やフランスから独立しようと投票を行う地域があるぐらいでしょうか。
それに対してイギリスは連日のロシアに対する強硬姿勢の結果とも言えます。メイ氏が批判されてるのは了承がいる必要はないようですが議会に対して働きかけが無かったと批判されてます。
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現在シリア付近に居るのは、最近までキプロス島に寄港していた米海軍イージス駆逐艦「ドナルド・クック」の動向が伝えられています。アメリカ海軍第6艦隊のスペイン・ロタ港に駐留するイージス艦は「ドナルド・クック」「ポーター」「ロス」「カーニー」の4隻ですが、地中海東部で活動しているのは現在「ドナルド・クック」だけで、他の3隻はまだ向かう様子がありません。ポーターは仏シェルブール港を出て北東に移動中、ロスは英ポーツマス港を出て英海軍と演習中、カーニーはロタ港で停泊中です。ただしヨーロッパ駐留艦隊とは別にアメリカ本国からイージス艦「ウィンストン・S・チャーチル」が中東展開任務のために単艦で移動中で、地中海に入って来ました。
なおフランス海軍はフリゲート「アキテーヌ」が地中海東部に居ると伝えられています。またイギリス海軍の駆逐艦「ダンカン」も付近に居ますが、ダンカンは対地巡航ミサイルを搭載していません。
海中に居る米海軍の潜水艦の動向は現在全く分かりません。ただし先月末に地中海のスペイン沖に巡航ミサイル原潜「ジョージア」が居たことがAISの情報で判明しています。(追記:日本時間4月12日22時ごろ、ジョージアは米本国に帰還。)
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20180411-00083846/
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シリアに投入された戦力は主に駆逐艦からの対地ミサイルが多かったはずです。
米の原潜がいたと言う話もあります。
それに対して空母はいなかったようです。イギリスの最新鋭空母エリザベスはいませんでしたし米空母は別の地域で活動中、フランス空母は修理中でした。
おそらく給油機をを飛ばして航空基地からダイレクトにシリアに撃ち込んだと書いてあります。なかなかパイロットには酷な話です。
ミサイルを100発以上撃ち込んで、何発かシリアが迎撃できたと言うので驚きです。ロシアの防空兵器のおかげでしょうがお互いに新兵器も投入してるようなので泥沼一直線です。
そもそもなぜシリアは攻撃されたのでしょうか。
それは科学兵器を使っていたと言う理由です。
その証拠をイギリスやフランスは持っていて呼吸器をつけられていたシリアの子供の写真を公開していたりもします。
どの兵器も恐ろしいことには変わりありませんが、核の次に恐ろしいのはやはり科学兵器です。
核兵器は使えない抑止力ですが、科学兵器は禁止されてても使える戦力であり核兵器よりかはマシです。
さて、科学兵器を使った大量に持ってると言ってグレーの状態で攻撃されたのはイラクです。
シリアもおそらくイラクの二の舞になるのでは?と誰もが思ってると思うので米軍の引き際が肝心です。
正直シリアとしては集団的自衛権を行使してもよさそうな案件ではありましたが、それを行使できるほどの戦力がないのも攻撃された要因の1つでもあります。
この話に関わってくるのが国連です。
米英仏は国連憲章をないがしろにした、安保理の賛成を待たなかったと非難されてますが、安保理が機能するわけがありません。
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中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)・副報道局長は16日の定例記者会見で、米英仏によるシリア攻撃を「武力の使用を禁止した国際法に違反し、国連憲章に反する」と非難した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-00000073-mai-int
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ロシアはともかく中国が常任理事国と言うだけで国連の意味のなさが理解できるはずです。
世界の秩序を守るリーダーの1人なのに積極的に破壊しています。
彼らの目指す平和は全世界が中国にひれ伏した世界なのだからタチが悪いです。
シリアに対する攻撃は北朝鮮への見せしめと取られてる部分もありますが、主的には不謹慎ではありますが北朝鮮へ撃ち込んで欲しかったです。
シリアの話はグレーですが、北朝鮮は完全に黒だからです。
そこで日本の反応はと言うと、当時の日本の放送はデモデモ、モリカケ、日報で溢れてました。
その日ぐらい国際的に重要なニュースをたくさん流して欲しかったです。
最後に
シリアの行き着く先は代理戦争です。
すでに代理戦争になってはいますが、お互いに陸上兵力を投入したらより深刻になります。
最後に犠牲になるのは市民です。市民に対するダメージは全てコラテラルダメージとして処理されるのも辛い話です。
いつの時代も紛争、内戦、戦争は終わらないと言いますが、それでも終息して欲しいと誰もが思ってる矛盾を解決できる時が果たして人類に来るのでしょうか。
人類が最善の人類を選べないのであれば、管理された人類の方がマシなのでしょうか。
私たちは私たちが殺してしまうのかもしれません。
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