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70年変えられなかったルール

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1945年の敗戦から、昭和、平成と時代は移り、来年には新たな元号も制定されます。そんな中、70年以上もの間、まったく変わっていないものがあります。それが日本国憲法です。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180429-00000028-asahi-pol

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考えてみると70年も放置してきたルールが今も通用するのか疑問を持つ方は少なくないはずです。



日本国憲法前文

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日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

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正当に選挙された国会における代表者‥最初の文から怪しいです。

投票率が低いために未だに組織票、組合票、宗教票の強さや団体の票の力が安定して強い選挙が、果たして正当な選挙なのか甚だ疑問です。


投票率が7割越えるようになれば、個人票も活きてくるはずです。



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日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

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安全と生存を保持しようと決意したのに、交戦権や軍隊は必要ないと言うこところに難しさを感じます。



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われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。


日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

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最後は全力で憲法を支持せよという上に、憲法自体が崇高な理想であると語っています。理想を現実にできるように頑張れということです。



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第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

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そして論争となる9条教です。

全ては崇高な理想を達成するのに必要な条件です。専守防衛はここから来ています。


戦力を保持しないと明記されてる以上、どう言い訳しても自衛隊は憲法違反です。

共産党が自衛隊を解体したい理由の根拠の1つです。


全部話し合えということです。



では、今の国際社会を見てみましょう。


➀ロシアはウクライナに武力侵攻、

➁中国は南シナ海、東シナ海で埋め立て、または合法的な土地の剥奪、

➂アメリカはテロを防ぐためにミサイルを撃ち込む

➃中東は紛争と戦争が頻発

➄シリアの停戦協定は守られない

➅北朝鮮は原爆をほぼ完成


他にもたくさん事例はあると思いますが、どう願っても、話し合いをしても、最後は武力に頼る世界のようです。



日本国民がどんなに平和を願ってもこれが現実です。憲法は理想であって現実的ではないという証です。


では、どうやったら日本国憲法の理想を達成できるのでしょうか。

全世界が日本国憲法を受け入れて、全世界が日本国憲法を誠実に実行しなければ、日本国憲法が理想とする世界は一生やってきません。



つまり日本国憲法は理想が高すぎるのです。



これは雑談ですが、キングダムというマンガで中国の秦の始皇帝が楚、趙、魏、韓、燕、済を武力で統一する話があります。

そこでこんな話がありました。


なぜ6カ国もの国を破壊し統一する必要があるのか。7国で同盟を結べれば多くの血を流さずに済む。それが一番平和だ。


今、7国が同盟できたとして、それが何百年、何千年も続くはずがない。必ず邪な考えを持った王が戦乱に落とし入れる。

この七雄時代を終わらすには統一しかなく、全ての国民と王は法によって統治されて初めて平和な世界となる。

そのために今は多くの血を流しても統一しなければならない。



これはあくまでマンガで、状況が同じとは全く言いません。しかし、日本国憲法を全世界に押し付けるためには、当時の太平洋戦争に勝利し、なおかつソ連とナチスを倒した日本であれば、日本国憲法の目指す世界が作れたと思います。



日本国憲法を今に沿う形にするにはどうすればいいのかを野党と与党はよく話し合って欲しいです。


憲法を変えるには条件があります。

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第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

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最後は国民が決めるのです。


しかし、今の低い投票率では果たして国民の意思が反映されてるか怪しいものです。


まず1つの前提として大多数の国民が投票しなければ国民の意思と言えないのではないでしょうか。



最後に


日本国憲法は押しつけられた憲法と言われてはいますが、敗戦当時の日本の願いも入っているはずです。憲法を全否定するつもりは毛頭ありません。


ただ、憲法が人を治めるのではありません。法によって全ての人が公平に治められるのです。



崇高な理想を掲げてるのは素晴らしいとは思いますが、あくまで崇高な理想であって今の国際社会に沿ってるかどうか今一度見直してもいいと思います。


今の与党が素晴らしい与党だとは流石に思いません。しかし、それにしても野党がだらし無さすぎます。

万が一、野党が選挙に勝ったとして、日本を今後どうするのかビジョンをはたして持ってるのでしょうか。また土下座外交やねじれねじれ国会によって方向性を見失い、どうにも収集のつかないパフォーマンスだけの与党になるつもりなのでしょうか。


まともな野党になって初めて、民主主義国家になれるはずです。


与党も野党も日本を良くしたい気持ちは一緒のはずです。協力できることは協力し、理解できないところは話し合いからの妥協を目指すべきです。

日本が形だけの民主主義にならないようにできるのは私たち国民だけです。



1人でも多く投票に行く日本ができれば、どんな日本でも国際社会と戦えるはずです。