ほのぼの日常

気になった記事に自分の意見を押し付けるブログ

映画、ニュース、なんでもいい
自由気ままに更新

増長するChinese

ーー

フィリピンのヘルモヘネス・エスペロン大統領顧問(安全保障担当)は、フィリピンは外交努力による緊張緩和を常に目指すたが、フィリピン軍が挑発や攻撃を受ける事態になれば戦争も辞さない、と発言した。「ドゥテルテ大統領は先日、(中国が)自国の軍隊を攻撃すればそれがレッドライン(越えてはならない一線)になるだろう、と言った」、とエスペロンが5月30日に記者団に語った。ロイター通信が伝えた。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180531-00010004-newsweek-int

ーー


ーー


カエタノ外相は28日に外務省で行われた国旗掲揚式典で、南シナ海の軍事拠点化を進める中国に対してフィリピンは温厚な政策を取っているとする見方に反論。「(中国政府には)レッドライン(越えてはならない一線)があり、我々にもレッドラインがある。それは大統領も明言している。もし南シナ海のフィリピン海西部で天然資源を採掘する者があれば、大統領は戦争を始めるだろう」と語った。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-35119985-cnn-int

ーー



フィリピンのドゥテルテ大統領は、ここ数日で中国に対する強い声明文を発表してるようですが、これは強い大統領という印象づけのための国内向けに対するプロパガンダかなと思います。


主的には、時すでに遅しです。


中国は南シナ海のスプラトリー諸島で、既に人工島を7つも建設し、レーダー基地、航空基地の建設も完了し防衛体制は整っています。さらに爆撃機の離着陸訓練までしてるのですから侵攻準備も整いつつあります。


極めつけは


ーー

少なくとも艦艇40隻と遼寧を囲む潜水艦を映し出していると思われる


https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/40-17.php

ーー


大規模な艦隊で軍事演習や航海訓練をしています。


日本もフィリピンのことをあまり強く非難はできませんが、今回の声明は二つ目の人工島を作る前くらいに発信するべきでした。


フィリピン単体ではもちろん敵いませんが、アメリカもフィリピンに軍事基地を構えているので多少の抑止力にはなるはずです。



ややこしいのは、中国が南シナ海に出てくる以前から既に、南シナ海は資源や国境を巡って周囲の国が争っていたことです。それを中国が力づくで黙らさせたと言うのが現状です。


現時点で中国がフィリピン軍に直接危害を加えるとは思いませんが、資源採掘は十分にありえます。

今後の情勢には注意が必要なのと、連携を少しでも強めたりしなければなりません。




さて、近いようで遠い南シナ海の出来事は日本には無関係だと思う方々もいらっしゃいますが、残念ながら関係あります。

と言うより、日本だけでなく南シナ海を通るルートを持つ国には等しく問題になります。


特に日本は南シナ海のルートで資源やエネルギー、商品を運ぶことが多いので、中国に南シナ海を抑えられたら数ヶ月でエネルギー不足や何らかの障害にあたります。

国会では贅沢ができなくなる程度だみたいなバカな発言をしてらした議員いたそうですがまずありえません。


現状は中国と言えども、海域の閉鎖や荷物の通行料をせしめるといったことはしてません。しかし、数年後数十年後の月日が経ち、中国海軍が米海軍を上回れば、そういったことが起きることも考えられます。

そんなことはありえないと私も思いたいですが、このままの状況が続けば米軍と同等、規模が上回ることも考えられます。さらに残念なことに、彼らは国際法など気にも留めませんし、何より自分たちが法だと思ってる節もあります。


そうしていつの日か中国に生命線を握られ、頭が上がらなくなり、どうしようもなくなる日が来ます。

そうならないためにも、世界が協力して何かしら強い圧力や行動を起こす必要性があります。


1番いいのは人工島の破壊ですがまず無理なので、世界各国で連携し中国軍の実力の公開や、資産の差し押さえとかが現実的です。




最後に


中国がここまで増長してしまったのは、オバマ政権の融和政策のツケだと言われていますが、私はそうは思いません。

中国はどんな国であろうが大統領であろうが、気にせずやりたいことをやります。弱い中国だと軍部のクーデターや内戦が起こる恐れがあるからです。


日本の軍事予算がGRPの1%を超えたり、少しでも増額すると騒いだり、最近ではミサイル基地を作ろうとすると、それは最低限の防衛力を超えると非難したりと、主から言わせたら現実が見えていません。


予算の半分近くが人件費で、残りは維持費や消耗されたものを補充する費用がかさばり、研究や兵器の導入にほとんど手をつけられていません。

このままでは、本当に米軍抜きではどうにもならない国家になってしまいます。


確かに軍事予算は増やさない方がいいし、平和を目指すのであれば減らしていくのが理想です。ただ、それはあくまで理想なだけであって現実は違います。それを受け止めて欲しいです。


攻撃用空母は持たないとか言葉遊びをするのではなく、もっと現実的になって真剣に国土防衛、国の防衛について考えるべきです。