ほのぼの日常

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机上の空論

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国連総会第1委員会(軍縮)で1日に採択された日本の核廃絶決議を巡り、米政府が採決前、核保有国に核軍縮を促す核拡散防止条約(NPT)第6条の明記に反対を表明、日米間に意見対立が生じていたことが8日、複数の外交筋の話で分かった。米国は決議が過去のNPT合意に言及した点にも難色を示し「合意は時代遅れだ」と指摘、最終的に棄権した。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000148-kyodonews-int

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正直、日本が核廃絶を訴えるのはおかしいです。


日本は太平洋戦争末期、九州と中国地方の一部を核に焼かれました。もう少し戦争が長引いていたら東海や北陸、関東も焼かれた可能性は十分あります。

核兵器は恐ろしすぎる兵器であり、戦意をくじくには十二分に威力を発揮してくれやがりました。


しかし、日本は核に焼かれたのにも関わらず、今この時も核に守ってもらってるのです。



最近アメリカはロシアと結んだ中距離核兵器の条約を破棄しました。

この条約はすでに形骸化していたのも理由の1つですが、それ以上に中国の核戦力が強まっている為です。


さらに言えば核不拡散条約(NPT)もあまり効果を発揮できてません。

核保有国として認められてるのはイギリス、フランス、アメリカ、ロシア、中国です。


しかし今では、パキスタン、インド、北朝鮮、イランなど少しずつではありますが核保有国は増えています。


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スイスは昨年、国連本部で行われた禁止条約制定交渉に参加、採択にも賛成した。しかし政府内で条約に関して検討を進めた結果、加盟は軍縮外交や安保政策上のリスクを伴うとの結論に達した。ただし今後の状況次第で立場を再検討することもあるとした。


https://this.kiji.is/402579609625232481

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あのスイスでさえ、きっぱりと否定していません。

個人的にはイスラエルやトルコ、サウジアラビアなどの中東国家はアメリカとの関係があるために核保有をしていると思ってます。



核廃絶がいかに難しいかわかります。

理想と現実ってやつですね。


昔にも書いたかもしれませんが、日本が核兵器の無い世界を目指すに為には、核兵器以上の兵器を作るしか方法はありません。

または、ガンダムの世界にあるような核を無効にする兵器を作る二択です。



もしも、本気で核廃絶を訴えるのであれば、日本は核の傘から出なければなりません。そうしなければ、ただの茶番です。




最後に



ここまで核に頼りきってしまったのは戦後の教育やGHQの賜物です。


こんなに核アレルギーなのは日本以外見当たりません。むしろ隙があれば核保有しようとする国が多いはずです。

まだ米露中の核の傘に入ってる勢力みたいな状態が続く方が核の拡散は防げます。


ただ、もしもこの三ヶ国の経済や軍事力が落ちどの国も似たような力を持ってしまった時、核拡散は一気に広がります。



核のある世界、無い世界、どちらを選択し作るかは私達人間です。

いつの日か人間が賢くなり、外敵や他国に脅かされず、上も下もない世界が来ることを願いたいです。