ほのぼの日常

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Tell me clab

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170327-00000020-asahi-soci


てるみくらぶが破産した。

破産のため、約三万人以上が影響を受けるらしい。


ちなみに破産とは

債務者が債務を完済することができなくなった状態。また、そうなった場合に、債務者の総財産をすべての債権者に公平に弁済するために、破産法で定められている制度。



要するに、お金を返すのに時間がかかる、あるいは返せなくなるということ。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170328-00005893-bengocom-soci


現在てるみくらぶを利用している旅行者は、てるみくらぶが宿泊費を払えてないため、自分でもう一度宿泊費や飛行機代を払わなければならないようだ。

非常に悲惨である。



海外旅行は国内旅行と違い、かなりのお金がかかるし、飛行機のキャンセル待ちなどでストレスもたまり、旅行者が心配だ。



さらに悲惨なのが高卒の内定者を50人も採用していることだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170328-00000020-ann-soci


経営悪化の要因は一昨年からの広告費が原因らしい。

てるみくらぶの社長は詐欺を否定しているが、主的には詐欺同然だと思う。


何故なら、経営悪化が分かっているにも関わらずツアーを企画してお客さんを集め、実際に入金させたりしている。

そして、入金したお金を返せない。


おおかた借金返済に使ったと思われるが、これを詐欺と言わず何と言うのだろうか。





てるみくらぶは格安を売りにして成長してきた。過当競争のせいもあるだろうが、格安を売りにしてしまった場合値上げに踏み切るのは非常に難しい。


消費者は値上げに敏感だからだ。


では何故格安にしてしまうのか。

例えばA社、B社が同じようなツアーを企画する。A社はソウル3日間で8万円、B社は3日間で6万円だったらどちらを選ぶだろうか。


大体の方がB社を選ぶのではないだろうか。


数日後、A社に全然お客さんが来ないため、思い切って5万5千円にする。


するとどうだろう。

A社にお客さんが集まりだす。


B社のお客さんが減ったため、A社からお客さんを取り戻そうと価格を5万円にする。

また、B社にお客さんが戻ってくる。


こういったことをイタチごっこしているうちに、利益が生まれず採算が取れなくなり経営悪化する。

きっと、てるみくらぶもこのような状態に陥った可能性がある。


しかし、何故今なのだろうか。


おおよそ上記のような状態でなんとかやっていたのにも関わらず、お客さんをさらに増やそうと一昨年から新聞、テレビ、ラジオなどの広告費が想定以上にかさみ、経営悪化に拍車をかけたのではないだろうか。




てるみくらぶのせいで、他の旅行会社にもしわ寄せが来るはずだ。

特に似たような格安を売りにしてた場合、真っ先に疑われるかもしれないし、キャンセルが多発するかもしれない。


さらに言えば、主の考えすぎだが、何ヶ月、あるいは何年もの間、消費者は海外旅行を控えだすかもしれない。

こうなると飛行機の路線維持が難しくなったり、一定の旅行会社が潰れだす可能性もある。



格安ツアーを選ぶ気持ちも大いに理解できるが、格安には格安なりの理由があるということを考えた方がいいのかなと感じる。