It's a small world
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170402-00000036-jij-n_ame
最近はISの現状についてあまり報道されなくなりました。
報道されるとしたらISが起こすテロです。最近はイギリスに対するテロがニュースとなりました。
シリアの少数民族クルド人部隊 シリア民主軍SDF は現在ISが首都と総するラッカの解放まで進軍しています。
米軍やロシアなどいろいろな支援があり、あと1年かからないくらいでISが占領した地域を奪回できると言われてます。
しかし、ISの人間の盾という非情な作戦のせいで現在はあまりうまく進軍できていません。
人間の盾というのは言葉通り、一般市民を盾にし攻撃させないことです。
これはなんとも酷い話ですが、大いに効果があります。
1つ目は地域住民の不信感を高めることです。
例えISを駆逐できたとしても、その後に人がいなければ復興できません。さらには、住民の被害も考えず犠牲を出してしまうと、第二、第三のISを生み出してしまう危険もあるからです。
2つ目はアメリカやロシア、その他の多国籍軍からの支援を撤回させることです。
これは世論工作と言ってもいいと思います。多国籍軍から犠牲が出れば、今もそうですが反戦運動や撤退を余儀なくされる場合があります。
もしも、多国籍軍からの支援が途絶えればISが盛り返す可能性もあるのです。
特にアメリカは顕著に現れます。
オバマさんの時は地上兵力投入を控えてました。空爆支援や後方支援が多かったはずです。
これは自軍の犠牲を極力減らすためです。
ISが他のテロ組織と違うのは資金力の高さです。
今はどうかわかりませんが、全盛期の時麻薬や石油、寄付などでかなりの資金力がありました。
金があるところには人が集まってしまいます。
特に経済状況が悪い国の若い人たちは、働くことが難しくテロ組織に勧誘されやすいという特徴があります。
テロ組織を根絶するためには、テロ組織を潰すだけではいけないのです。
では、テロ組織を生み出さないためにはどうすればいいのか。
大切なのは教育と、働ける環境を作り出してあげることです。
教育による識字率を高め、他国の言語とかを学び、経済や経営の勉強をして世界と戦えるような企業を作り出すことが大切です。
あとはインフラ整備や治安の向上による他国からの企業の受け入れなども必要ではないでしょうか。
治安が悪い国は軍隊を強化する必要もあると思います。
テロ組織が堂々と活動してしまうのは、軍隊を恐れていないからという理由もあると思います。
簡単に鎮圧できない、むしろ撃退できる自信があるから活発に活動してしまうのです。
テロ組織が中国やアメリカ、ロシアなど堂々と活動できない理由の1つでしょう。
1番最後に宗教対立をどうにかしなければいけません。
特にアフリカの国々の宗教戦争や民族紛争の原因は、過去の欧州の植民地政策の負の遺産と言ってもいいと思います。
なぜアフリカの国々の国境は綺麗に縦線や横線で区切られているのか。
それは欧州諸国が国境線を作ったからです。
これにより、違う民族が同じ国にいることとなり、どちらかが力を持てば迫害し、独立戦争なども起きます。
日本はたまたま周りを海に囲まれ、他の民族が入ってくるのが難しく、単一国家として発展することができました。
宗教対立というのは根が深く、解決はものすごく難しいです。
日本は八百万の神というものがあり、どこにでも神様がいる的な感じでものすごく寛容な部分もあり今日まで宗教対立はあまり起きてきませんでした。
ただ、そんな日本でも遥か昔には仏教を取り入れる時には戦争があり、江戸時代ではキリスト教を迫害したりした事実もあります。
主は宗教問題を解決するには、同じ宗教を信仰する他ないと思います。
違う宗教、違う民族、違う言語、貧富の差があるから対立、差別、区別が起きてしまうのです。
平和な世界は程遠い世界だと主は感じます。
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