侵略者が定着する?????
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG04H78_U7A700C1CC1000/
ちょくちょくニュースになっていますが、とうとうヒアリの女王アリが大阪で発見されたようです。
すでに神戸や名古屋でも発見されていますが、今回見つかったのは女王アリだったのが問題なのです。
ヒアリとはどんなアリなのでしょうか。
https://www.houdoukyoku.jp/posts/13989
南米が原産なようで大きさは2ミリから6ミリ。このアリは強力な毒を持っていて、あのオオスズメバチと同じ強さの毒を持っています。
そして刺されると、蜂と同じようにアナフィラキシーショックを起こせます。さらには蜂とは違い何度も針で刺すことができるようです。
ヒアリは凶暴なようで相手を問わず、集団で攻撃してきます。
すでに恐ろしいアリですが、この侵略者達はアメリカの農業に対してもかなりの損害を与えています。
その被害額は数千億円にものぼります。
もともと原産は南米なのに、ヒアリたちの生息地は急速に広がっています。
タイ、中国、オーストラリア、ニュージーランドなどでも発見されています。
ここまで広がったのは、貿易船のコンテナや植物などにひっついてくるようです。
南米にはアルゼンチンアリやアマゾンにいる軍隊アリなどかなりのライバルがいるからこそ爆発的には増えませんが、天敵がいない地で爆発的に増えるのは当たり前ですよね。
この侵略者たちは日本原産のアリよりも強いので、のさばらせてしまえばあっという間に日本中に広がること間違いなしです。
どちらにしろ今回見つけた女王アリはすでに死んでいるため、次の女王アリさえいなければ問題はありません。しかし、次の世代がいるような事態があれば、10年後には爆発的に増えているというのが大方の予想みたいです。
万が一ヒアリに刺された場合はどうすればいいのでしょうか
https://allabout.co.jp/gm/gc/469891/
・まずは動き回らず安静にして、体調に変化がないかどうか観察
・ヒアリに刺された瞬間は、熱いと感じたり、激しい痛みが走ったりすることが多く、次第に刺された部分に痛みやかゆみが出てくる
・症状が強くなると、刺された部分から腫れが広がり、全身に盛り上がったかゆみを伴うじんましんが出てきます。
・重症のケースでは、刺されて数分から数十分で、じんましんだけでなく、息苦しさ、声がかれるなどの呼吸困難、動悸、めまいなどの血圧低下、さらに意識を失う意識障害を起こします。いわゆるアナフィラキシーおよび血圧低下があれば、アナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックの対応方法
https://allabout.co.jp/gm/gc/300591/
・横になり、足を起こす(血液を心臓や頭に行くように)
・エピネフリン(血圧を上げる薬)の皮下注射または筋肉注射
・点滴
・抗ヒスタミン薬やステロイドの投与
呼吸困難が強いときには気管にチューブを入れることがあります
蜂にもヒアリにも血圧を上げる薬を自己注射できるアドレナリン自己注射キットである
エピペン
が効くようなので、ヒアリが見つかった周囲の地域の方々には持っていても損ではないと思います。
特に、一度蜂やヒアリに刺されていた場合は持っておくことをオススメします。
人間の経済圏と共に移動する虫や動物はたくさんいます。
既存種を守るためにも、難しいですが瀬戸際で食い止めたいものですね。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。