強いアメリカ?口だけのアメリカ?
ーートランプ氏国連で演説ーー
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170919/k10011148411000.html
アメリカ現大統領トランプ氏が国連で初めて演説をしました。
トランプ氏が言及したのは北朝鮮やイラン、ベネズエラでした。
特に北朝鮮に対しては、このまま核開発をするのであれば同盟国を守るため、北朝鮮を完全に破壊せざるを得ないと言及したようです。
ベネズエラやイランは独裁国家だ的なことを演説に盛り込み、両国から批判されたようです。
さて、国連の演説で非常に興味深かったのが、トランプ氏自らが北朝鮮の日本人拉致以外者に言及してくれたことです。
これは、たとえリップサービスだったとしても、日本にとって非常に心強い気持ちになると思います。
日本にとって北朝鮮による拉致問題は早急に解決すべき問題です。
http://www.sukuukai.jp/item_1160.html
1970年代から始まった拉致問題は未だ解決されず、推定100人ほどいるそうです。
拉致問題を解決するために動いた首相の中で、北朝鮮と話し合えたのは小泉元首相ぐらいだと思います。
もともと、日本は北朝鮮との国交がないため、話し合うにはモンゴルに手伝ってもらっています。
それでも話し合うだけですし、根本的な解決にはつながっていません。
もしも、北朝鮮が米国と戦争した場合、拉致された方々をどう救えばいいのでしょうか。
自国で解決しなければいけない問題をこのまま米軍頼みでいいのでしょうか。
しかし、現在の外交状況では話し合いすら難しいですし、韓国などあてにはなりません。
直接乗り込んで救出するのが1番だと思いますが、現状では不可能なので、今後もこのような歯がゆい状況が続くと思います。
話は戻りますが、イランでこのスピーチを恣意的に通訳して報道するという事件がありました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170921-00000025-jij_afp-int
例えば
トランプ氏:「(イランは)暴力、殺りく、混沌(こんとん)を主な輸出品とする劣化したならず者国家だ」
通訳後:「イランはイスラエルを破壊すると言っている」
や、
トランプ氏:「イランの政権はインターネットへのアクセスを制限し、衛星放送アンテナを壊し、武器を持たない学生デモ隊を撃ち、政治を改革しようとする人々を投獄している」
通訳後:「イランで起きている多くのことはわれわれにとって受け入れられない」
などです。
この通訳者は、恣意的な通訳をした理由を
「国営放送で自分の国に敵対的なことを話すのが良いとは思わない」
と語ったようです。
おそらく、この通訳者はイラン国民のアメリカに対するイメージをこれ以上悪くしないように両国の仲を取り持ったと感じているかもしれません。
しかし、マスコミがこのような恣意的な解釈を国民に対して発信してもいいのでしょうか。
日本でも同じです。
過去に、首相の会話を切り取って、別の解釈につながるようなことを堂々と発信したことが何回かありました。
そして、クレームが来たからアナウンサーに謝罪させて、今後このようなことが起きないようにチェックを厳しくしますと言って終わりにする。
果たしてこれがマスコミとして正しい姿勢なのでしょうか。
会話の切り取りなど、文の組み立ては意図的でなければまず起こりませんし、どんな記事や報道でもしっかりチェックされているはずです。
それができないのは、マスコミの上層部が国民に対してこういう考えになってほしいという一種の洗脳や思い込みを助長させたいのではないだろうかと勘ぐってしまいます。
マスコミは政権を監視する、暴走を止めるなどと豪語していますが、主的にはありのままの事実をありのままの事実として伝えてくれれば十分なのです。
マスコミの恣意的な解釈などいらないですし、もしもそう言った報道がしたいのであれば、新聞みたいに社説を流すのがいいのではないでしょうか。
最後に
話はだいぶそれてしまいましたが、トランプ氏は言いたいことを建前なしで言っただけだと主は思っています。
主的には、トランプ氏の演説で物足りなかったのは北朝鮮と戦争するにしろ、北朝鮮の戦後をどうするか、戦争の際に起きる問題の一つ難民をどうしたいのかまで盛り込んでくれればよかったです。
ちなみに主的には韓国、北朝鮮の難民はお断りです。この国際状況ではありますが一歩も踏み入れて欲しくないです。
トランプ氏の演説の全文はこちら
http://blog.livedoor.jp/yk1110/archives/3832087.html
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