ほのぼの日常

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お門違い( ^ω^ )

ちょっと古い記事ですが

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北朝鮮によるミサイル発射を想定し、県内33市町村で一斉にサイレン音を鳴らすJアラート訓練に反対する市民グループが25日、訓練に抗議するアピール行動を県庁周辺で行った。「危機感と敵愾心(てきがいしん)をあおり、戦争やむなしとの感情を県民に抱かせる」と、悪影響に無自覚な自治体の姿勢に非難の声を上げ、中止を求めた。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180126-00023500-kana-l14



なるほど

確かに訓練というのは、もしも万が一を想定しているから行われるのであって、想定さえしなければ訓練を行う必要はないと言いたいのでしょう。


つまり、考えることの放棄を求めたと捉えてしまうのは私だけでしょうか。



記事の最後の方にある

「ミサイルが落ちてくれば頭を抱えても無意味」「県民の命を守る自治体がやるべきは戦争回避のための外交を国に求めること」とアピール。


と書いてあったので訓練の内容を見てみました


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【参考】Jアラートが発動されたら


○ 屋外にいる場合

近くの建物の中か地下に避難する。

頑丈な建物に避難しましょう


○ 近くに建物がない場合

物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。

地面に伏せて頭部を守りましょう


○ 屋内にいる場合

窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。

窓から離れるか、窓のない部屋に移動する。


詳しくは国民保護ポータルサイトHPをご覧ください。

県HPでも弾道ミサイル落下時の行動例を動画でわかりやすく紹介しています。

http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1198094.html



こういった基本的で例えわかっていたとしても確認することはとても大事なことです。


ミサイルが飛んできたら頭を抱えても意味がないと言う意見があるようですが、もちろん頭上から落ちてきたら即死するので意味はありません。

ミサイルの有効範囲内にいて屋外にいた場合は助かる可能性が低いと言うのはおそらく事実でしょう。



例え爆風を喰らったり、破片が飛んでくるような位置にいたとしても、万が一助かるのであれば立ってるよりかは頭を手で抱えて伏せて守る方が助かる確率は跳ね上がるはずです。


屁理屈と言われれば屁理屈ですが、最後の最後まで生きたいと願った時に、ただその場で立っているのか、もしもにかけて屈むのかの違いです。


そしてもう1つの意見

県民の命を守る自治体がやるべきは戦争回避のための外交を国に求めること


とありますが、戦争と言うのは相手があって初めて成立するものです。

私達がやめて欲しい、侵略しないでくれとお願いしたとしても相手が首を振ればミサイルでも銃弾でも飛んで来ます。


残念ながら戦争と言うのは外交の最後の最後の最後の手段です。


例えになるかわかりませんが、太平洋戦争が起こる前に、日本はアメリカに対して掛け合いに掛け合いましたが、最後までアメリカは首を縦には振ってくれませんでした。


もちろんこの時に太平洋戦争を回避する手段としてはアメリカのハルノートを呑めばよかったと主張する方もいらっしゃると思います。しかし、当時の帝国主義の風潮と、数多の犠牲の上に手に入れた権益や領土を手放すはずがありませんし、軍隊というものを持ってる以上呑めるはずがなかったのです。


戦争回避のための外交を国に求めると言うのであれば、この最後の手段にも耐えられる、あるいは跳ね返せるような手段がなければいけません。

これは抑止力につながる話です。



もっと簡単に回避する方法があるとしたら相手の要求を全て呑むことです。

相手が求めてることを呑むのですから、争いが起きるはずもありません。しかし主に言わせたらこれは考えることの放棄です。


二つとも極端な方法ですが、突き詰めたら呑むか抵抗するかの違いです。



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 Jアラート訓練の実施は憲法9条に違反する-。県内33市町村で実施される「国民保護サイレン一斉再生訓練」に反対する市民グループは24日、主催の県に中止を求める要請を行った。「外敵の存在をイメージさせ、戦争の危機をあおるものでしかない。非戦を誓う9条の精神に反する」と訴えている。


 要請書を届けたのは39団体でつくる「『神奈川県は戦争の危機をあおらないで!』市民アクション」。「戦争をするために必要な『外敵』をつくりだす『北朝鮮脅威論』が県民に戦争やむなしの感情を抱かせることにつながる」と悪影響を指摘している。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00023454-kana-l14



彼らの最終的な反論する根拠は悲惨を誓う9条の意思に反することです。


では逆に聞きますが、永世中立国を謳うスイスには軍隊がいないのでしょうか?

正解はスイスに軍隊はありますし、最新兵器や徴兵も行なわれるような国です。どこにも味方しない以上、どこからの侵略も受けない跳ね返すには軍隊が必要という結果です。

実際に徴兵制度を廃止する案も出たそうですが反対多数で成立しませんでした。



外敵などいないせかいはありえません。

それを作るには誰も犯罪を犯さないと言う前提が必要だからです。




最後に


こういった訓練が悪なのはわかります。

しかし日本が戦後平和だったのは、第二次世界大戦と太平洋戦争と言う悲惨な戦争の末に原爆の大量殺戮兵器が登場したことと、世界を相手にしてもおそらく勝てるであろうアメリカと同盟関係になれたこと、次の戦争は人類を滅ぼすかもしれないと言う理性があるからこそ起きないだけです。


決して9条が日本を守ってきたわけではありません。


私達は犠牲に犠牲を重ねた結果掴んだ束の間の平和です。この平和にチャレンジしているのがロシアではなく中国です。


いつも思うのですが、市民団体は日本に反対するのではなく中国、韓国、北朝鮮にもっと抗議すべきだと思います。