地域から国へ!!
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台湾の中華オリンピック委員会は31日、「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」名義での東京五輪の参加申請の是非を問う国民投票の実施について、国際オリンピック委員会(IOC)から書簡が送られ、投票の手続きなどについて質問を受けたと明らかにした。
国民投票は複数の市民団体が発議し、規定を上回る署名数が集まったことで実現となった。だが、IOCは署名活動が行われていた今年5月にも、「台湾」への名称変更を認めない旨の決議が可決されたことを中華オリンピック委員会に通達。7月下旬には市民団体の取り組みを問題視した中国の圧力により、来年8月に中部・台中市で開催予定だった国際大会、東アジアユースゲームズが中止に追い込まれた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000007-ftaiwan-cn
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個人的には中国に対する防波堤うんぬんを抜きにしても、台湾を国として認めてほしいものです。
日本に震災が起きた時は、いち早く声明を出してくれたり、義援金や物資を送ってくれたりしてくれる友人であるからです。
しかし、台湾として出場できるかは日本が決めるのではなく、IOCが決めることなので残念ながら介入できません。
そしてどんなに頑張っても、台湾が台湾としてオリンピックなどの国際大会に出場できる日が来ることはおそらくありません。
中国の共産党が無くなるか、中国が国内の事を他国と話し合えるような国にならなければ実現は不可能です。要するに体制が変わらないといけません。
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米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長(大使に相当)は31日の記者会見で、米国は台湾が脅迫に対抗できるよう十分な自己防衛能力を維持するのを支援する義務があると述べ、これは台湾関係法の根本的な要素であるだけでなく、台湾の繁栄や民主主義の発展、両岸や地域の安定にも役立つとの見解を示した
クリステンセン氏が記者会見を開くのは、今年8月に着任して以来初めて。任期内の方向性として、台米関係の中でも「安全協力」「国際社会における台湾の役割」「経済・ビジネス分野におけるパートナーシップ」「人的関係」の4項目の増進を重視する方針が示された。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000008-ftaiwan-cn
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米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のクリステンセン所長は31日、台湾の将来を「平和的手段以外」で決めようとする取り組みを米国は深刻に懸念していると述べた。
台湾の蔡英文総裁は今月10日、双十節(建国記念日に相当)の演説で、中国が台湾に対する圧力を強める中、安全保障を強化するとし、中国の圧力に屈することはないと表明した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181031-00000083-reut-cn
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中国が台湾に手を出せないのは(軍事力を行使できない)、やはり米国が支援してる為です。
台湾は小さい地域にも関わらず、国力以上の軍事力を持ってます。
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外務省HPより
(1)予算 3,200億台湾ドル(98.2億米ドル)
(2)総員 約21.5万人(予備役 165.7万人)
陸軍 13.0万人(主力戦車565両,軽戦車625両)
海軍 4万人(海兵隊1万人を含む)駆逐艦・フリゲート艦26隻,潜水艦4隻
空軍 4.5万人,作戦機約493機(主力戦闘機,F-16A/B,F-5E/F)
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個人的には500近くの航空機を持ってる事に驚きです。
この軍事力を支えてるのが米国です。
歴史的には皆さんもご存知の通り、中国大陸での内戦に負け、退いた先が今の台湾となります。
つまり、正当な中国?(戦勝国)なのは現在の台湾なのです。
1つの中国にこだわる理由の1つが、この正当性とも言われてます。
過去には中国が台湾に海軍を派遣するような事例がありました。その時は米軍が空母機動艦隊を動員し追い払ったそうです。
もし今の中国が同じように台湾に艦船を派遣することになって、米軍が出てきたとしても引いてくれるかはわかりません。
中国艦隊の実力は未知数ですが、それほど軍の規模も兵器も米軍に負けない軍隊となっています。
例え軍事的衝突が無くても、経済力で中国に取り込まれる事になれば、中国が提唱する1つの中国が完成します。
それほど中国は昔から今に至るまで台湾を取り込もうと躍起になっています。
そんな台湾ですが、中国の提唱する1つの中国の為に、台湾が国際舞台に上がる事を嫌い昔から現在に至るまで妨害され続けてます。
上記にもありますが、中国の圧力によって国際大会を台湾で開かせないなど、台湾を1つの国のような形で出場させない為には何でもやるようです。
その妨害の結果の1つが台湾としてオリンピックに出れないことです。
残念ながらオリンピックは商業オリンピックと揶揄されています。中国はオリンピックにかなりの投資、支援をしてる為、IOCが台湾を認めることはまずありません。
北朝鮮をあんなに特別扱いできるのであれば、台湾こそ介入すべきです。ただこういう時に限って政治をオリンピックに持ち込まない的な事を言いだすからIOCはタチが悪いのです。
日本も過去に結んだ中国との条約のために、台湾を国として認めることが今後もできないのが、非常に非常にひじょーーーーーに残念であります。
ただ、日本はどこかのふざけた国と違って条約を守るので、その辺のことは中国は心配していないと思います。
最後に
台湾がもしも内戦に勝って、今の共産党と逆の立場であれば、今の中国は世界と協調できる中国になってくれたのかなと思います。
ただ、歴史にifはありません。
現在の台湾の情勢は昔以上に厳しいものではありますが、米国の力を借りてでも、いつの日か中国の圧力を受けない真の台湾になってもらいたいです。
日本もせめて、国際大会には台湾として出られるように、色々と働きかけをして欲しいですね
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