https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170523-00000069-ann-bus_all

非人道兵器、大量破壊兵器は同じようなものです。

ここではクラスター爆弾について語られています。クラスター爆弾生産国、アメリカ、中国、韓国などの国々に融資していた日本企業を告発されたようなものです。

さて、そもそもクラスター爆弾とはどんなものなのでしょうか。

http://www.prema.co.jp/raos/cluster01.html

クラスター爆弾とは、一発の爆弾の中に大量の爆弾が入っている爆弾のことです。

着弾した際に、中に入っている爆弾が広範囲に爆発する仕組みとなっています。

この爆弾の悪いところは、不発弾が多い上に処理が大変です。そのため戦後も二次災害が後を絶たないそうです。

日本もクラスター爆弾を所有していた時期がありました。今持っていたとしても処分に時間がかかっているだけだと思います。

クラスター爆弾は個に対する武器ではなく面に対する武器なので、武器としては非常に優秀です。

特に日本は周りが海に囲まれているため、都市などを占拠するためには、空挺部隊以外の方法として、どうしても上陸という軍事行動が必要となります。

その際、沿岸防衛でクラスター爆弾はかなりの効果を発揮します。面制圧ができるからです。

主的には一発でかなりの成果を見込めるクラスター爆弾は日本にとって必要な気もします。

なぜならクラスター爆弾を使う状況になった場合は日本が制海権を取られていて、制空権も怪しい状況だからです。

不発弾が多い問題は、その戦闘が終わった後、戦争が終わった際に日本が残っていれば大いに問題になるとは思いますが、これは前提として日本という国が残ってなければなりません。

そんなクラスター爆弾ですが、あまりの威力なため非人道兵器という扱いになっており、クラスター爆弾禁止条約というものがあります。

この条約にはおよそ100カ国が署名しており、日本も2009年には批准しています。

もちろんクラスター爆弾生産国は批准していません。こういった兵器を規制する条約にはアメリカ、ロシア、中国といった軍事大国は必ずと言っていいほど参加しません。

クラスター爆弾禁止条約に参加しない理由は、クラスター爆弾は通常兵器であるということだと思います。

ある国が核兵器や細菌兵器などを使えば、必ず国際的に叩かれるか、報復されます。しかし、クラスター爆弾はあくまで通常兵器です。使えば非難はされるでしょうが、核兵器や細菌兵器ほどではないというところに価値があるのではと思います。

兵器というのはいかに効率よく、相手に多大な損害を与えられるか、コストパフォーマンスをよくして軍事費を抑えるかを求められています。

こういった大量破壊兵器が一つでも減り、生産国が無くなることは無いと思いますが一発でも減るよう協力してほしいと感じます。